『みどりの食料システム戦略』と『適正農業管理(GAP)』

『みどりの食料システム戦略』と『適正農業管理(GAP)』


開催趣旨


 EUの「Farm to Fork戦略」、アメリカの「農業イノベーションアジェンダ」に続き、日本でも「みどりの食料システム戦略」が策定され、その実現のために「環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律」が公布されました。大きな農業・食料システム戦略の変革(トランスフォーメーション)に向けて、サステナブル・エシカル消費とそれに応える農業技術と農場管理(GAP)について、専門家の知見や現場の取組みを学びます。


開催概要


名称
2022年度 GAPシンポジウム
会期
2023年2月9日(木) 受付12:00~開始13:00~17:00
    10日(金) 受付9:15~開始9:45~17:00
会場
【ハイブリッド開催】
オンライン(Zoomミーティングルーム) ・ つくば研修支援センター(会場定員 50名)
※開催後に参加者限定で各講演のビデオをストリーミング配信
参加費
(個人)主催・共催の会員:\7,500、一般:\11,250、大学生: \1,500、高校生:無料
(団体:農学系大学・専修学校・農業高校の授業として聴講):\11,250
主催
一般社団法人日本生産者GAP協会
事務局
一般社団法人日本生産者GAP協会 教育・広報委員会、株式会社AGIC大会事務局
共催
農業情報学会
一般社団法人GAP普及推進機構
特定非営利活動法人経済人コー円卓会議日本委員会
一般社団法人沖縄トランスフォーメーション(沖縄DX)

プログラム

※講演内容、時間は進行上の都合により変更になる場合もございます。あらかじめご了承願います。(敬称略)  9月29日更新

2月9日(木)

12:00~13:00受付
13:00~13:15開会・オリエンテーション
13:15~14:00講演
EUのFarm to Fork戦略に学ぶみどりの食料システム戦略
田上隆一
一般社団法人日本生産者GAP協会 理事長
14:05~14:50講演
エシカル消費に応える持続可能な農業
山口真奈美
一般社団法人日本サステナブル・ラベル協会 代表理事
14:55~15:40講演
持続可能な農業の次のステップに向けたGLOBALGAPver6対応
田上隆多
株式会社AGIC 事業部長
16:00~16:45総合討論
田上隆一、山口真奈美、田上隆多
16:45~17:001日目クロージング

2月10日(金)

9:15~ 9:45 受付(入室)
9:45~10:002日目オリエンテーション
10:00~10:45講演
日本農業のトランスフォーメーションを考える SDGsとGAP
中島洋
一般社団法人沖縄トランスフォーメーション 代表理事
一般社団法人日本生産者GAP協会 理事
10:50~11:35講演
米国農業のパラダイムシフト「健全な土壌のための生態学的管理」
山田正美
一般社団法人日本生産者GAP協会 専務理事
11:40~12:00質疑応答
12:00~13:00昼休憩
13:00~13:45講演
(調整中)
13:50~14:35講演
「本物の野菜作り」から学ぶ総合的作物管理(ICM)の実践(仮題)」
髙橋広樹
株式会社みずほアグリサポート
14:40~15:25<講演
農林大学校で取り組むGLBOALGAP認証・MPS認証を通した持続可能な農業に向けた教育体制の構築(仮題)
鳴川勝
和歌山県農林大学校
15:25~15:40休憩
15:40~16:45質疑応答・総合討議
16:45~17:00クロージング・閉会

講演
①EUのFarm to Fork戦略に学ぶみどりの食料システム戦略

田上隆一
一般社団法人日本生産者GAP協会 理事長

 農林水産省の「みどりの食料システム戦略」が、EU共通農業政策の「Farm to Fork戦略」を参考にしているということなので、EU委員会からEU議会、EU理事会等に提出された「公正で健康的かつ環境に優しい食品システムのためのFarm to Fork戦略」の原本を読んでみました。戦略の基本や達成の目標がほぼ同じであれば、そこから「みどりの食料システム戦略」の本質が理解できるかもしれません。

講演
②エシカル消費に応える持続可能な農業

山口真奈美
一般社団法人日本サステナブル・ラベル協会 代表理事

 GAPは持続可能(サステナブル)で倫理的(エシカル)な方法で農業を営むことです。今、世界の消費行動基準は、原料の生産や調達から消費に至る全ての過程においてサステナブル・エシカルであることが求められています。エシカル消費の意義や情勢をひも解くことで、サステナブル・エシカル生産である持続可能な農業(GAP)の重要性・必要性について理解を深めます。

講演
③持続可能な農業の次のステップに向けたGLOBALGAPver6対応

田上隆多
株式会社AGIC 事業部長

 農産物取引シーンでグローバルに展開する総合農場保証(IFA)制度「GLOBALGAP」は、EU共通農業政策の「Farm to Fork戦略」など、持続可能な農業・食料戦略の大転換の方向を反映し、2015年のメジャー改定以来、7年ぶりにバージョン改定が行われました。気候変動、エネルギー、炭素貯留に関する追加や、土壌健全性のための土壌管理計画の強化など、農場における実践レベルでの変更点と今後の取組みのポイントなどについて学びます。

講演
④日本農業のトランスフォーメーションを考える SDGsとGAP

中島洋
一般社団法人沖縄トランスフォーメーション 代表理事
一般社団法人日本生産者GAP協会 理事

 GAP規範の中の農薬や化学肥料の使用を減らす目標はSDGsの「気候変動への対策」や「生物多様性の維持」に相応します。GAPは実は、農業の「エシカル生産」実践の指針なのです。SDGsを物差しに現状の農業を見直し、消費者が意識する「エシカル消費」につなげることで、農業のトランスフォーメーションに踏み出せる可能性があります。

講演
⑤米国農業のパラダイムシフト「健全な土壌のための生態学的管理」

山田正美
一般社団法人日本生産者GAP協会 専務理事

 米国では、農業の環境フットプリントを半減させるという目標を掲げ「農業イノベーションアジェンダ」を発表しています。米国農務省の持続的農業研究教育プログラムでは、地球温暖化防止の視点も取り入れた「より良い作物のための土づくり」という体系的な指導書を発行しました。農業の問題は、これまでの対処療法よりも有機物の蓄積と維持に重点を置いた適切な土壌管理によって、すべて解決されるか少なくとも軽減することができる、という基本的考え方で貫かれています。

講演
⑥(調整中)窒素循環の再生で持続可能な農業生産へ(仮題)

 環境と調和を図りながら農業生産を持続的に維持発展させるには、土壌を環境資源として位置づけ、有機物を利用した土づくりと、土壌診断、栄養診断に基づいた適正な施肥管理、地域を中心として輪作体系の確立を一つのシステムとして構築することが必要です。農地からの硝酸態窒素の流出機構の解析から、持続可能な農業生産技術に向けた窒素循環の再生を目指した土壌・施肥管理技術について学びます。

講演
⑦「本物の野菜作り」から学ぶ総合的作物管理(ICM)の実践(仮題)

髙橋広樹
株式会社みずほアグリサポート

 「土作り」と「施肥」、「防除」と「IPM」のようにそれぞれを別の技術体系として捉えるのではなく、作物生体を、土壌管理、作物養分管理、病害虫管理が互いに関連した技術体系として管理することが、結果として環境的にも経済的にも社会的に持続可能な農業生産に繋がります。農業現場での「本物の野菜作り」指導の事例を通して、持続可能な農業の技術的中核をなす総合的作物管理(ICM)について学びます。

講演
⑧農林大学校がGLBOALGAP/MPS認証を通して取り組んだ持続可能な農業に向けた教育体制の構築(仮題)

鳴川勝
和歌山県農林大学校

 次代の農業者や農業関連産業従事者を育成する農林大学校の農場運営は、持続可能で適正な実践でなければなりません。和歌山県農林大学校では3カ年をかけて全校(全コース)でGLOBALGAP認証(果樹、野菜)・MPS認証(花卉)に取り組みました。学生の自主的な気付きと成長と同時に、教育を提供する教員側の認識と体制の改革に取り組んだ経緯から、これからの農業教育のヒントについて学びます。


参加申込

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が先行き不透明なことをふまえ、つくば研究支援センターでの会場開催とZoomでのオンライン配信を併用したハイブリッド形式にて開催することといたしました。なお現地会場では、会場の規定する感染防止対策に従って運営を行い、感染予防に努めます。会場参加者の上限は50人(収容人数99人)とさせていただきました。


参加方法
参加ご希望の方は、 申込みフォームにてお申込みいただくか、参加申込書icon_pdf.gif(361 byte)へ必要事項をご記入の上、EmailはたはFAXでお申し込みください。確認メール(またはFAX)にて受講票をお送りいたします。
農学系大学・専修学校・農業高校の授業枠参加専用のお申込み用紙がございます。詳しくは事務局にお問い合わせください。
定員
会場50名
オンライン200名
宛先
メールmj(アットマーク)fagap.or.jp
FAX029-856-0024
参加費(資料代)
主催・共催会員¥7,500(税込)
一般¥11,250(税込)
学生¥1,500(税込)
高校生無料
農学系大学・専修学校・農業高校の授業として聴講
※授業参加生徒の感想レポートの提出をお願いいたします。
\11,250(税込)
取扱口座
振込先銀行三井住友銀行 つくば支店
口座番号普通預金 0152070
口座名義人イツパンシヤダンホウジンニホンセイサンシヤギヤツプキヨウカイ
一般社団法人日本生産者GAP協会

昼食
事務局からの昼食のご用意はありません。
つくば支援センター内の売店やレストラン、または近隣の飲食店をご利用ください。
お問い合わせ

一般社団法人日本生産者GAP協会
TEL : 029-861-4900
FAX : 029-856-0024
Email:mj(アットマーク)fagap.or.jp

アクセス

当シンポジウムは、ハイブリッドでの開催となります。当日ご来場が困難となった場合は、オンラインでの参加 または、開催後のストリーミング配信でご覧いただけます。


会場参加

会場

つくば研究支援センター 2階 研修室A
〒305-0047 茨城県つくば市千現2-1-6
TEL : 029-858-6000(代)

お車でお越しの方

 当日、お車でご来場の方は、シンポジウム参加者用専用駐車場に駐車して頂くための無料「駐車証」をご用意しております。
 お申し込みの際、該当欄にチェックをされたご来場者様には、開催前日までに、メールにて「駐車証」を送信いたしますので、当日は印刷してお持ちいただき、駐車場にてご利用ください。

 周辺道路 駐車場 バス停留所案内図

公共交通機関でお越しの方

以下は一例です。

つくばエクスプレス つくば駅より
バス利用
つくばセンター(バスターミナル)の4番のりばから「学園南循環線【右回り】」に乗り7分、「つくば研究支援センター」で下車してください。 料金:210円

右回りつくばセンターつくば研究支援センター
2月9日12:0012:07
2月10日9:009:07

タクシー利用
つくば駅より「つくば研究支援センター」まで、およそ10分です。

 交通案内

オンライン参加

 当シンポジウムでは、オンラインによるウェブ会議システム「ZOOM」(https://zoom.us/)を利用しております。

 接続については、「ウェブシンポジウム受講方法(PDF)」にて、ご入場の準備をしていただくと、当日スムーズにご参加いただけます。