生態学的土づくりを学ぶ
テーマは「グリーンな栽培体系と国際水準GAP」。 『実践ガイド 生態学的土づくり』日本語版の出版を契機に、 生態学的土壌管理と持続可能な農業、GAPとの関係を考えました。
Soil Healthから「健全な土づくり」を考える
特定の農法や資材を一律に良いとするのではなく、 地域・農場の条件やリスクに応じて、目指す成果を定め、 指標を確認し、グッドプラクティスを選び、記録・改善・説明につなげます。
「何を目指し、どう確かめ、どう改善するか」へ。
GAPが求める健全な土づくり ― 環境保全・食品安全・農場経営をつなぐ Soil Health -
土づくりは、農業生産の基本です。堆肥や有機質資材の利用、土壌診断に基づく適正施肥、耕起・深耕、排水改善など、これまで農業現場で積み重ねられてきた土壌管理は、作物生産を支える重要な実践です。
GAPは、生産性の向上だけを追求するのではなく、農業生産に伴う環境への影響を適切に管理し、生産性と健全性を両立する適切な農業実践を目指す考え方です。土づくりについても、地力や作物生産性の確保に加え、環境負荷、土壌の物理性・生物性、気候変動への対応、投入コスト、収量・品質の安定、食品安全に関係するリスク管理、取引先や社会への説明まで含めて捉えることが求められます。
そこで今回のシンポジウムでは、 Soil Health(土壌の健康)の考え方を手がかりに、「地域・農場にとって健全な土とはどのような状態なのか」を考えます。
重要なのは、特定の農法や資材を一律に「良い」とすることではありません。土壌、気候、作物、地形、機械体系、経営条件など、それぞれの地域・農場の状況やリスクを把握した上で、アウトカム(目指す成果)を定め、必要な指標を確認し、適切なグッドプラクティスを選び、記録・改善・説明につなげていくことです。
「何を実施したか」だけではなく、「何を目指して、その管理を行い、その結果をどう確認するのか」。GAPを起点として、環境保全・食品安全・農場経営を同時に支える「健全な土づくり」のあり方を考える2日間とします。
詳細が決まりましたら、随時、掲載いたします。
| 12:00~13:00 | 受付 |
| 13:00~13:10 | 開会・オリエンテーション |
| 13:10~13:40 | 開会挨拶・基調講演 なぜGAPに健全な土づくりが必要か、GAPステージ3と健康な土づくり ― GAPを主語に、環境保全・食品安全・農場経営をつなぐ基盤として土づくりを位置づける。 |
| 13:40~14:20 | 講演1(科学的根拠) Soil Healthとは何か。土壌の化学性・物理性・生物性、土壌機能、自然資本としての役割を整理する。 |
| 14:20~15:00 | 講演2(世界の動向/政策・制度) Soil Health、持続可能な土壌管理、環境再生型農業等をめぐる世界の政策・制度を整理し、農場の管理・測定・評価・支援へ接続する制度設計から日本への示唆を得る。 |
| 15:00~15:40 | 講演3(社会・市場・制度・説明可能性) 健全な土づくりを、農場・技術側だけでなく、食品企業、流通・小売、行政・制度を含むサプライチェーン全体でどう支えるかを扱う。調達基準、評価・見える化、支援・インセンティブ、取引先・消費者への説明等を取り上げる。 |
| 15:40~16:00 | 休憩・質問投稿 |
| 16:00~17:00 | 総合討論 テーマ(案)「健全な土づくりを、GAP・政策・市場からどう支えるか」 健全な土づくりを農場内部の技術課題だけでなく、持続的生産を支える社会的な仕組みとしてどのように位置づけるかを議論する。 1日目登壇者 |
| 17:30~19:30 | 情報交流会:会場1階 cafe agri 101 (要申込) 登壇者、参加者と直接 情報交流を! |
| 9:30~9:40 | 2日目開始・事務連絡 |
| 現場事例 地域・農場の条件や課題を踏まえた土壌管理・栽培管理の実践を紹介する。可能な範囲で、土壌状態、収量・品質、環境負荷、作業性、コスト等の変化や、その確認・評価についても扱う。 | |
| 9:40~10:20 | 現場事例1(水田等) 水管理、有機物循環、生物多様性、メタン排出、土壌・水系への影響、収量・品質等。 |
| 10:20~11:00 | 現場事例2(畑作等) 耕起体系、排水、被覆、輪作、適正施肥、病害虫・雑草管理、作業性・収量安定等。 |
| 11:00~11:15 | 休憩 |
| 11:15~11:55 | 現場事例3(果樹等) 草生・被覆管理、有機物管理、土壌物理性、水分管理、傾斜地・侵食対策、病害虫・雑草管理、品質・樹勢・作業性等。 登壇者: |
| 11:55~13:00 | 昼休み |
| 13:00~13:45 | 技術・測定1(土壌診断・評価) 健全な土づくりを、農場・技術側だけでなく、食品企業、流通・小売、行政・制度を含むサプライチェーン全体でどう支えるかを扱う。調達基準、評価・見える化、支援・インセンティブ、取引先・消費者への説明等を取り上げる。 |
| 13:45~14:30 | 技術・測定2(土壌生物性・MRV等) 土壌生物性を把握・評価する新たな技術や研究を取り上げ、化学性・物理性を含めた土壌状態の評価や、土壌環境・栽培管理への活用可能性を考える。 |
| 14:30~15:00 | 休憩・質問投稿 |
| 15:00~16:30 | 総合討論 テーマ(案)「地域・農場に応じた『健全な土づくり』をどう組み立てるか」 地域・農場の条件に応じて、どのような土壌状態を目指し、どのような管理を選択し、その効果をどのように確認していくかを議論する。 2日目登壇者 |
| 16:30~17:00 | 総括・クロージング シンポジウムの成果を、今後の研修・評価・出版・情報発信等の協会事業へ接続する。 |
※講演内容、時間は進行上の都合により変更になる場合もございます。あらかじめご了承願います。(敬称略)
日本生産者GAP協会では、2023年度GAPシンポジウムで『実践ガイド 生態学的土づくり』を手がかりに、 生態学的な土壌管理と「生産性と持続性を同時に達成する」農業について議論しました。 2026年度は、その議論をさらに一歩進め、Soil Health(土壌の健康)を共通言語として、 地域・農場ごとに何を目指し、どう確認し、どう改善するかを考えます。
テーマは「グリーンな栽培体系と国際水準GAP」。 『実践ガイド 生態学的土づくり』日本語版の出版を契機に、 生態学的土壌管理と持続可能な農業、GAPとの関係を考えました。
特定の農法や資材を一律に良いとするのではなく、 地域・農場の条件やリスクに応じて、目指す成果を定め、 指標を確認し、グッドプラクティスを選び、記録・改善・説明につなげます。
| 会場 | 90名 |
| オンライン | 200名 |
| メール | mj(アットマーク)fagap.or.jp |
| FAX | 029-856-0024 |
| 主催・共催会員および後援職員 | ¥9,000(税込) |
| 一般 | ¥12,000(税込) |
| 学生 | ¥1,500(税込) |
| 高校生 | 無料 |
| 農学系大学・専修学校・農業高校の授業として聴講 ※授業参加生徒の感想レポートの提出をお願いいたします。 | \12,000(税込) |
| 振込先銀行 | 三井住友銀行 つくば支店 |
| 口座番号 | 普通預金 0152070 |
| 口座名義人 | イツパンシヤダンホウジンニホンセイサンシヤギヤツプキヨウカイ 一般社団法人日本生産者GAP協会 |
一般社団法人日本生産者GAP協会
TEL : 029-861-4900
FAX : 029-856-0024
Email:mj(アットマーク)fagap.or.jp
当シンポジウムは、ハイブリッドでの開催となります。当日ご来場が困難となった場合は、オンラインでの参加 または、開催後のストリーミング配信でご覧いただけます。
当シンポジウムでは、オンラインによるウェブ会議システム「ZOOM」(https://zoom.us/)を利用しております。
接続については、「ウェブシンポジウム受講方法(PDF)」にて、ご入場の準備をしていただくと、当日スムーズにご参加いただけます。