-日本に相応しいGAP規範の構築とGAP普及のために-

『セミナー受講者の修了レポート(感想や考察)の紹介』
 GH評価員技能講習(リスク評価)

株式会社AGIC 事業部

経営支援の側面からも役立つリスク評価

受講者 普及指導員

 GH評価員の資格維持と技能向上を目的とした本研修では、その目的に対する効果に加えて、普及職員としての経験が乏しい自分としては、経営支援的な側面からも得るものがあったと感じた。
 リスク評価の効果として、"ほ場情報のデータベース化"による生産場所の経営への影響(繋がり)が見える様になる点は、狭くなりがちな視野を広げる手法として参考となる。また、日々の巡回で得る多くの情報は断片的なものが多く、体系的に集約することにより今後の経営支援に活かしていきたい。

GAP普及ニュースNo.71 2022/8

堆肥中の「重金属含有」及び「アレルゲンの混入」についての認識がなかった

受講者 都道府県普及指導員

 今回の研修では「有機質肥料」について理解を深めることができました。畜産サイドとしては、堆厩肥をフル活用できるように"良い"堆肥を調製し、耕種農家に安心して施用していただきたいと思います。
  牛糞堆肥を取り扱う中で、考慮すべき点にある「雑草/種子の混入」については留意していましたが、「重金属含有」及び「アレルゲンの混入」については全く認識がありませんでした。堆肥の成分表示では重金属やアレルゲンはないので、堆肥調製工程でこれらを含む原料や資材が混入しないように工程管理のリスク評価が必要であると思いました。

GAP普及ニュースNo.76 2023/9

「魚の骨」方式と比べ、より整理されたリスク評価手法を学べた

受講者 都道府県普及指導員

 GAPを進める上でリスク評価は重要だという認識でしたが、私が以前習ったのは、魚の骨の形でリスクをまとめ評価する形でした。正直、その時のリスク評価は非常に分かりにくく、GAPを進めていく上でリスク評価が最も重要であるにも関わらず、核心部分が解りにくいというジレンマがありました。
  リスク評価は数値化しにくい要因を評価する性質上、完全に明確にはできないとは思いますが、今回の研修では、リスク評価の手法が以前より整理が進んでいると感じました。

GAP普及ニュースNo.76 2023/9

「リスク発見から始まるGAP」をリスクマップから着実に開始したい

受講者 都道府県普及員

 研修テーマである「リスク評価」について、農場に存在するあらゆるリスクを拾い上げ、その問題を正しく評価するということは、GAPの重要な第一歩と考える。しかし、自分の担当現場(農場)では、その第一歩がまだ踏み出せていない。今回の研修の中で「リスク評価のポイント」としてインプット・アウトプットの話があった。インプットではプロセス(生産管理行程)の原料等とは関係ないもの(例えば害虫以外の虫とか)、アウトプットではプロセスで想定していない産物(例えば農機の騒音とか)も含め要因を拾い上げなくてはならない。しかし、一度に全ての「リスク要因となる」インプット・アウトプットを把握することは大変である。まずは農場の基本情報整理「リスクマップの作成」から始め、そこに少しずつリスク情報を追加していくような取り組みを行っていきたい。

GAP普及ニュースNo.75 2023/5